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SUIDEN TERASSE

EXPERIENCE スイデンカレンダー

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SUIDEN TERRASSE Sustainable Challenge 幸せが循環する場所を目指して

2024年度「水を張らない稲栽培」への挑戦

地球環境と人に配慮した
未来へのアクション
SUIDEN TERRASSEが目指すこと

「晴耕雨読の時を過ごす、田んぼに浮かぶホテル」がコンセプトのスイデンテラス。
敷地内の水田には鑑賞用の稲を植え、四季折々で移り変わる田園風景をお楽しみいただいています。

「スイデンテラス」の名のとおり「水田」はスイデンテラスのアイデンティティのひとつです。
しかしある側面では、水田はメタンガスの排出などが課題となっており
環境負荷の要因になることを否定できません。

地球温暖化や水資源の枯渇・農業人口の減少など、地球規模で様々な課題が山積する中、
私たちも未来に向けたアクションをしなければならないと考えました。
そして「サスティナブルチャレンジ 2024」の取り組み項目の一つとして
水田の運用を大幅に変更することにいたしました。

主な取り組みは下記の2つの項目です。

1.ホテル敷地内全ての水田で鑑賞用の稲を栽培する

→ 稲を植えることで土壌の底泥化を防ぎ、土壌環境を改善する

2.1カ所は通常の水を張る稲栽培、他全ての水田で水を張らない稲栽培を実施する

→ 水を張らない稲栽培の実施により、環境と人への負荷を軽減する

 

スイデンテラスが挑戦する
“水を張らない稲栽培”とは

日本を含むアジア地域においては水田に水を張る稲栽培が一般的ですが、
「水を張らない稲栽培」が大きく異なる点は、「乾田直播き(かんでんじかまき)」という
水を張らない水田に種籾を直接播いて栽培することです。

さらにスイデンテラスは、播種(はしゅ)から稲刈りまで、
基本的には水を与えない「節水型」を採用し、
稲は自らで雨水や地下水から水分や栄養分を摂取することで成長します。

水を張らない稲栽培を行う目的

1
メタンガス排出量の削減

水田は温室効果ガスであるメタンガスを発生させることが課題になっていますが、水を張らない稲栽培を節水型で実施することで排出量の削減が期待できます。

2
水の使用量の削減

人口増加や産業の発展による水の使用量増加で近い将来深刻な水不足が懸念されている中、この栽培方法を選択することで節水が可能になります。

3
人的負担の削減

水を張る稲栽培では10a(100平米)あたりで年間作業時間は約22時間。水を張らない稲栽培はその約1/3と言われています。農業人口の減少の一つの対応策となる人的負担軽減を目指します。

社会の変化によって価値観や選択の優先順位も変化します。

今後さらに「地球環境と人への負荷軽減」の重要度が高まる可能性を踏まえると、
新しい栽培方法の選択はスイデンテラスにとって非常に大切な挑戦です。

「水田」はスイデンテラスのアイデンティティのひとつです。
だからこそ、社会の変化や課題に柔軟に適応しながら、今後も大切に維持してまいります。

試行錯誤しながらの挑戦ではありますが、
地球環境と人に配慮した未来へのアクションを温かく見守っていただきますようお願いいたします。

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