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2024.11.27

3月22日(土)|ペアリングディナー「YAMGATA SHONAI SAKE STORY 2025 #01 鯉川酒造」開催のお知らせ

造り手の想いとSTORYを感じるペアリングディナー
〈YAMAGATA SHONAI SAKE STORY 2025〉
2025年は創業300周年を迎える鯉川酒造と共に始動

「酒どころ山形庄内で受け継がれ、発展してきたSTORYを造り手の想いとともに感じていただきたい」そんな想いで2023年にスタートしたペアリングディナーイベント〈YAMAGATA SHONAI SAKE STORY〉の3年目が始動します。2025年の第1回目は、今年創業300周年を迎える蔵元 鯉川酒造(山形県庄内町余目)とともに3月22日(土)に開催します。

 

「庄内地方の豊かな自然と人材を誇れる酒でありたい」
庄内の食と日本酒の発展のために、できること

1725年(享保10年)に創業し、今年で創業300周年を迎える山形県庄内町余目の蔵元である鯉川酒造。
「鯉川酒造の酒は、庄内地方の豊かな自然と人材を誇れる酒でありたい」
そんな思いで原料米も、酵母も、仕込み水も、そしてもちろん杜氏もすべて庄内にこだわり、時代が変化し日本酒を取り巻く環境が変わったとしても、確固とした信念を持って丁寧な酒造りに取り組んでいます。
鯉川酒造と言えば、一時は日本を代表する酒米になりながらも絶滅の危機にあった酒米「亀の尾」の復活に1980年代に尽力した蔵元としても知られており、「燗酒にしても美味しい純米酒」を掲げ、食中酒として料理との適切な温度の探求を続けており、長く庄内の人々に愛されています。
庄内にこだわり、変わらぬ酒造りを堅実に続ける誇り高い蔵元であるからこそ、2023年3月に当館が手探りながら挑戦した最初の〈YAMAGATA SHONAI SAKE STORY #00〉でも、「庄内の日本酒の発展のために」と肩を貸してくださったのが鯉川酒造さんでした。
SUIDEN TERRASSEが大切にしている山形庄内の旬の食材を使った料理と、鯉川酒造の日本酒のペアリングを、SUIDEN TERRASSEで存分に味わっていただきたいと思います。


協議を重ねてこだわり抜いた料理と日本酒のペアリング

「酒の提供温度の違いでこんなに変わる」の体験も

3月22日(土)のディナーイベントでお召し上がりいただけるのは、鯉川酒造と当館のコラボレーションにより2022年に誕生した「スイデンの秘蔵酒」と、当館スタッフが醸造に携わったオリジナル日本酒を含む、全7品の料理と酒です。
鯉川酒造が一般には出回らせずに秘蔵していた貴重な酒であるスイデンの秘蔵酒と、鯉川酒造のご協力により実現したオリジナルの日本酒に合わせたペアリングメニューをお召し上がりいただけるのは、このイベントだけ。
当館料理長 佐藤義高、ソムリエ 遠田知美、そして鯉川酒造の代表取締役社長 佐藤 一良氏が協議を重ね、料理の提供方法や酒の提供温度に至るまで、細部までこだわり抜いた一夜限りのメニューをお楽しみください。


SUIDEN TERRASSEだけで味わえるスイデンの秘蔵酒とオリジナル日本酒

山形庄内の“農”とつながるための大切な経験

「せっかく日本酒のペアリングディナーをするのだから、酒造りの工程に携わってみてはどうか。伝統を継承する蔵人から工程を学び、そして共に汗をかくことで、分かることや感じることがある」
3月22日(土)に提供と販売を予定しているスイデンテラスオリジナル日本酒造りは、鯉川酒造の代表取締役社長 佐藤 一良氏からいただいた貴重な提案から始まりました。
酒造りの最盛期である今月1月中旬に、SUIDEN TERRASSEのスタッフが蔵人の聖域である鯉川酒造の酒蔵に入らせていただき、蒸米(むしまい)掘り作業やその蒸し米に麹菌を振る作業を経験させていただきました。
緻密で繊細でありながら、体力も使う作業。そして蔵人の長年の経験と数値の管理により日本酒は造られている。
蔵人の聖域で工程の一端に触れることができた貴重な学びの機会であり、それこそがSUIDEN TERRASSEがテーマに掲げる、「山形庄内の“農”とつながる」ことだと実感しました。
山形庄内の“農”という食の循環の一員として、SUIDEN TERRASSEは蔵人が丹精込めて造った酒を最高の状態でお客様に提供する責任があります。

当館スタッフが工程に関わらせていただいたオリジナル日本酒は3月22日(土)のペアリングディナーイベントでお披露目します。本数に限りがありますので、ぜひイベントでお召し上がりください。

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YAMAGATA SHONAI SAKE STORY 2025 #01 鯉川酒造

開催日|2025年3月22日(土)
会場 |レストランMOON TERRASSE

[予約方法]
●宿泊プランでご参加の方
当館公式サイトからご予約ください。

●ディナーイベントのみご参加の方
当館オンラインストア〈SUIDEN STYLE〉からご予約ください。

*満席になり次第ご予約受付を終了させていただきます。予めご了承ください。
*イベントお問い合わせ TEL 0235-25-7424(9:00-18:00)
_______________________

ペアリングディナー当日は、参加希望者を対象に酒蔵巡りツアーイベントなども計画しており、今後段階的に発信させていただきますのでぜひご期待ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

▶︎2023年の#00から始まったペアリングディナーの開催実績はこちらからぜひご覧ください。

チェックイン
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ようこそ、
田んぼに浮かぶホテルへ。

出羽三山から庄内平野、そして日本海へ。
山形県庄内地方は、豊かな自然の恵みで満たされた土地です。
そして、この土地を象徴するランドスケープである水田から着想を得て生まれたホテルが
SUIDEN TERRASSE。

田んぼに浮かび、周囲の山並みや田園風景に溶け込むような佇まい。
木のぬくもりを生かしたシンプルで居心地のよい空間で、
晴耕雨読の時をお過ごしください。

SUIDEN カレンダー (更新日:2024年4月1日)

スイデンテラスのアイデンティティのひとつでもある「水田」では
自然との共生を目指す稲の栽培方法に挑戦しています。
四季折々で表情が変化する稲の栽培スケジュールはこちらをご覧ください。

SPECIAL PLAN

ARCHITECT 「美しい水田の風景をいかに保ちながら、そこに建築を優しく挿入するか」
世界的建築家 坂 茂氏が設計を手掛けた
四季折々で表情を変える田園風景と調和するSUIDEN TERRASSE

SUIDEN TERRASSEの設計を手掛けたのは、サスティナビリティを意識した紙管を使った建築や積極的な災害支援活動などで世界的に知られ、建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した坂 茂氏です。

設計にあたり坂氏が最も重視したのは「美しい水田の風景をいかに保ちながら、そこに建築を優しく挿入するか」ということ。基礎部やコア部分以外は木造構造で田園風景に馴染むよう考えられており、四季折々で表情を変える山形庄 内の田園風景とSUIDEN TERRASSEの建築の調和は唯一無二の風景を作り出しています。

開放的な共用部、ライブラリー、レストラン、温泉・サウナなどそれぞれに特徴がある館内施設、そしてプライベート空間が確保された客室エリアと、至る所に坂氏ならではの建築技術や意匠がふんだんに盛り込まれています。

滞在を通して、坂 茂氏による”田んぼに浮かぶホテル”の建築の魅力を存分に体感してください。

紙管しかん

紙管は坂氏の建築を象徴する意匠で、避難所で紙管シェルターとして使うなど被災地支援でも積極的に使われてきました。SUIDEN TERRASSEでは椅子、テーブルの脚、間仕切り、ベッドボードなど共用部や客室など館内の至る所で多用されています。

折板構造せっぱんこうぞう

2階共用部の特徴的なギザギザ屋根は折板構造が採用されています。屋根を蛇腹状に組み合わせることで強度が増し、在来工法で必要になる屋根、母屋、そして小屋梁などの構造が不要になる効果があり、2階共用部は可能な限り柱を排除した大空間を実現しています。

中庭の瓦

中庭の意匠として使っているのは、2016年に発生した熊本地震で倒壊した家屋の瓦です。被災地では災害廃棄物処理が非常に深刻な課題であるため、その課題解決の一助となるべく坂氏のアイデアで中庭の意匠としました。中庭ごとに異なるデザインをお楽しみいただけます。

大窓の筋交い

2階共用部の大窓に配されている木の筋交いも坂氏ならではの特徴です。木を斜めに組み合わせることで耐震性能を持たせる構造的役割を果たすだけではなく、時間の経過で窓から差し込む光の表情が変わるという共用部の重要なデザイン要素も果たしています。

SHIGERU BAN ARCHITECTS 坂 茂

1957年東京生まれ。77-80年、南カリフォルニア建築大学(SCI-Arc)在学。84年クーパー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)を卒業。82-83年、磯崎新アトリエに勤務。85年、坂茂建築設計を設立。
95年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント、同時に災害支援活動団体ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)設立。主な作品に、「ポンピドー・センター・メス」、「静岡県富士山世界遺産センター」、「大分県立美術館」、「ラ・セーヌ・ミュジカル」、「オメガ・スウォッチ本社」などがある。これまでに、フランス建築アカデミーゴールドメダル(2004)、日本建築学会賞作品部門(2009)、フランス国家功労勲章オフィシエ(2010)、オーギュスト・ペレ賞(2011)、芸術選奨文化部科学大臣賞(2012)、フランス芸術文化勲章コマンドゥール(2014)、プリツカー建築賞(2014)、JIA日本建築大賞(2015)、紫綬褒章(2017)、マザー・テレサ社会正義賞(2017)、アストゥリアス皇太子賞(2022)など受賞。現在New European Bauhausのhigh-level roundtableメンバー。